１．InterBaseのFreeBSD版ポーティングに成功、ダウンロードサイト開設

　情報サービスを展開する、株式会社 リオス コーポレーション （本社：岡山県岡山市 豊成2-7-16 代表取締役：松田 久）は、このたび米国インターベース・ソフトウェア社 （本社：米国カリフォルニア州）のリレーショナルデータベースであるInterBase 4.0 ( 以下InterBaseと記す）に対し、FreeBSDへのポーティングに成功し、FreeBSD版 InterBase（試用版）のダウンロードのサイトを開設することになりました。 FreeBSD版のリレーショナルデータベース（RDB）としては、世界ではじめての商用 リレーショナルデータベースとなります。本サイトには、米国インターベース・ソフト ウェア社のサイトからもリンクが張られる予定で、FreeBSD版の商用リレーショナル データベース配布の世界初かつ唯一のダウンロードサイトとしてスタートすることに なりました。

　InterBase は、ワークステーション、パソコン及び組込み型データベースとして登録 ライセンス数が百万という世界で広く使用されているリレーショナルデータベース （RDB）です。UNIX版InterBaseの日本国内の総代理店を務める弊社では、既に本年 6月10日よりLinux版の無料配布を開始しており、11月末でアクセス数は10000件を越え、 約400名が参加するメーリングリストでも活発な情報交換が行われております。オープン ソースOSへの注目が高まる中で、FreeBSDを搭載するユーザ数も多く、Linux版が定評を 得るに従い、問合せやメーリングリスト内でのFreeBSD版ヘの要望は増えつつありまし た。また、日本で広く使用されているNEC PC98では、オープンソースOSとして、FreeBSD を搭載するユーザが多く、このような市場の要請に応えるべく、弊社では米国インター ベース・ソフトウェア社と交渉の結果、FreeBSD版を無償提供する運びとなりました。 FreeBSD上で同データベースの使用が実現されることにより、先に提供を開始したLinux版 同様、高価なワークステーション上で実現されていた機能がそのまま同じ機能でパソコン 上にて実現できるようになり、ユーザはネットワークコンピューティングをより推進 できるようになります。

• FreeBSD版InterBase（試用版）　無料配布の目的
  
  
  1. FreeBSDユーザ、特に、日本では数多くのユーザを有するNEC PC98ユーザ市場に 対し、InterBaseのシェアの拡大を目指す。
     
     
  2. InterBaseとInterBaseを利用したアプリケーションソフトウェアの市場の拡大 を図っていく。
     
     
  3. ネットワークコンピューティングの推進。
     
     
  4. InterBaseの性能の向上、機能の充実。
     
     

  ※	FreeBSD版InterBase（試用版）の配布はホームページで無償ダウンロード という形で行います。

  
  
• FreeBSD版InterBase（試用版）の提供開始にあたり弊社の展開する事業
  
  
  1. FreeBSD版InterBase (試用版）を日本市場を含む世界に紹介。

     ・	InterBase FreeBSD版（試用版）の日本語/英語ダウンロードサイトを開設。
     ・	FreeBSD版、Linux版のInterBase　4.0のサポートサービスの開始。

     
     
  2. InterBase（UNIX版、NT版、WINDOWS版）の拡販。
     
     
  3. InterBaseを組み込んだ商品の提供。
     
     
  4. 日本国内のユーザに対しメーリングリストによる情報交換の場の提供。
     
     
  
  
• InterBaseのFreeBSD版（試用版）ダウンロードサイト
  
  

  http://www.rios.co.jp/iblinux/ 　　（開設時期 98年12月16日）

２．InterBaseのFreeBSD版、Linux版のサポートサービスの開始

　弊社では、本日より、Linux版、FreeBSD版InterBase　4.0を使用する開発者向けに 「InterBase 4.0 プロフェショナル・サポートサービス」を開始いたします。
　無料配布のソフトウェアのビジネス分野への活用は、市場ニーズでは拡大しつつあり ますが、実際にはコンサルティングやサポート体制に関する不安により、実現化が進め られないのが現状です。InterBaseは、基本的にはビジネスユースに最適なその特性の ため、Linux版の無料配布を開始して以来、ユーザからのサポートの要請が多く、本日の FreeBSD版の無料配布開始に伴い、弊社では、開発者向けに「InterBase　4.0プロフェ ショナル・サポートサービス」を提供することにいたしました。弊社では、UNIX版 InterBaseのソースコード開示契約を保持していることから、InterBaseに精通した 技術者を有し、InterBaseで開発したアプリケーションソフトウェアは、実際に現在 数多く稼動しており、定評を得ています。また、InterBaseのLinux版、FreeBSD版の ポーティングは弊社が行ったこともあり、InterBaseに精通した技術者により、質の高い コンサルティングやサポートサービスの提供ができます。サービスの概要は下記の通り です。

• InerBase 4.0プロフェショナル・サポートサービスの概要
  
  基本サービス：初年度　￥190,000,- 次年度より　￥120,000
  
  
  1. ファクシミリ/電子メールによるお問合せへの対応
     
     
  2. 日本語マニュアルの提供（初年度）
     
     
  
  オプショナルサービス（別途、お見積りいたします。）
  
  
  1. トレーニング
     
     
  2. 顧客へのコンサルティング支援・アプリケーション開発支援
     
     
  3. InterBaseを用いたアプリケーション開発
     
     
  
  
• InerBase 4.0プロフェショナル・サポートサービスの受注目標
  
  99年度末までに100社　総額5000万円の受注目標
  
  
• InerBase 4.0プロフェショナル・サポートサービスのお客様お問合せ先：
  

  株式会社 リオス コーポレーション プロフェショナルサービス担当

  TEL: 086-264-0123

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＜会社概要＞

＜ご参考資料＞

■ FreeBSDについて

　FreeBSDは、UNIXベースのフリーのパソコン用オペレーティング・システム(OS)で、 インターネット上などで、入手できます。FreeBSDは、1992年に米カリフォルニア大学 バークレー校にて開発されたものをベースに、PC/AT 互換機で動作するバージョンが 開発された後、FreeBSD版が開発され、1993年12月にFreeBSD1.0がリリースされました。 現在も改良は進められており、インターネットのサーバ利用を中心に、様々な用途に 広く使われています。
　FreeBSDの特徴は、ソースコードも入手でき、UNIX自体の特徴である完全なマルチ タスク・マルチユーザOSであること、TCP/IPネットワークを完全にサポートしている こと、そして多くのUNIX標準とソースレベルでほぼ完全な互換性を持っており、大量の UNIXソフトウエアがFreeBSD上で利用できることです。また、ソースコードがオープン であるため、世界中のユーザや開発者によりバグの発見と対策が非常に迅速に行われる ことも大きな特徴と言えます。

■ 米国インターベース・ソフトウェア社について

会社名：	InterBase Software Corporation
代表者：	社長 Jim Weil
設立：	1997年4月
所在地：	100 Enterprise Way, Suitse B2, Scotts Valley, CA95066, U.S.A.

米国インターベース・ソフトウェア社は、米国インプライズ社（旧名：米国ボーランド 社）の子会社として、組込み型データベースの開発・販売を目的として設立された会社 です。米国インプライズ社は、エンタープライズシステムの大規模分散システム構築用 ミドルウェア分野においては最大のベンダです。本件のようなデータベース製品の分野 においても、その技術には定評があり、世界的なシェアを誇っております。