4.2.3 正規表現オブジェクト

コンパイルされた正規表現オブジェクトは以下のメソッドと属性をサポートしています。

match (string[, pos][, endpos])

stringの先頭から0個以上の文字がこの正規表現にマッチすれば、対応する マッチオブジェクトインスタンスを返します。 文字列がパターンにマッチしなければNoneを返します。 これは長さ0のマッチとは異なることに注意して下さい。 オプションの２番目の引き数posは検索を始める文字列内のインデックスを与えます。 そのデフォルトは0です。"^"パターン文字は検索が開始されるインデックス ではマッチしません。

オプション引き数endposは文字列をどこまで検索するかを制限します。 つまりその文字列はあたかもendpos文字の長さであるかのようになります。 従って、posからendposまでの文字のみがマッチング対象として検索されます。

search (string[, pos][, endpos])

この正規表現がマッチする場所をstringをスキャンして探します。 文字列内にそのパターンにマッチする場所がなければNoneを返します。 これは文字列のどこかで長さ0のマッチを見つけることとは異なることに注意して下さい。 オプションのposとendpos引き数はmatch()メソッドに対する ものと同じ意味を持っています。

split (string, [, maxsplit = 0])

split()関数と同じですが、コンパイルされたパターンを使います。

sub (repl, string[, count = 0])

sub()関数と同じですが、コンパイルされたパターンを使います。

subn (repl, string[, count = 0])

subn()関数と同じですが、コンパイルされたパターンを使います。

flags

正規表現がコンパイルされたときに使われたフラグあるいはフラグが指定されていなければ 0です。

groupindex

(?P<id>)で定義されたシンボリックなグループ名をグループ番号に 写像する辞書です。パターン内でシンボリックなグループが使われていなければその辞書は 空です。

pattern

そこから正規表現オブジェクトがコンパイルされたもとのパターン文字列です。