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InterBaseを使用する C 言語のプログラム(埋め込み型 SQL)は、 以下の手順で作成します。(1) プログラムのコーディング
(2) プリコンパイル
(3) コンパイルとリンク
C 言語によりプログラムをコーディングします。この時、データベースに 関する操作は、後の項で示す構文に従って SQL 文により記述します。
作成するプログラムのファイル名の拡張子は、「.e」としておいてください。 InterBase のプリコンパイラ(gpre)は、この拡張子によりデータベース 操作の記述が加えられた C 言語のプログラムであることを判断します。
作成したプログラムを、gpre によりプリコンパイルします。gpre は、データ ベース操作の記述を、InterBase の API 関数を呼び出す記述に変換します。 そして、ファイル名の拡張子を「.c」としたファイルに変換結果を 出力します。
ただし、SET NAMES 文を使用しているプログラムをプリコンパイルする 場合には、gpre を -m オプションを付けて起動してください。% ls sample.e % gpre -m sample.e % ls sample.c sample.e
gpre により作成された拡張子「.c」のプログラムを、コンパイル、リンク します。コンパイルについては、特別な操作は必要ありません。通常の プログラムと同様の手順で行ってください。ただし、リンクを行う時には、 InterBase が提供するライブラリをリンクしなければなりません。
Linux版、FreeBSD版InterBaseでは、2種類のライブラリが提供されています。それらは、 リンク時のオプションで「-lgds」または「-lgdslib」を指定すれば参照する ことができます。-lgds を指定した場合は、プログラムはライブラリ 「/usr/interbase/lib/gds.a」に静的にリンクされます。また、作成した プログラムを実行すると、パイプサーバ「gds_pipe」が自動的に起動され ます。プログラムは、このパイプサーバを介してデータベースの操作を 行います。% cc -o sample sample.c -lgdsまたは% cc -o sample sample.c -lgdslib
-lgdslib を指定すると、プログラムは共有ライブラリ 「/usr/interbase/lib/gdslib.so.1.0」に動的にリンクされます。この場合 プログラムは、実行時にライブラリを参照するので、プログラムのサイズは 小さくなります。
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InterBase for Linux & FreeBSD | Copyright(c) 1998 RIOS Corporation |