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2.2 isqlによるデータベースの作成

isqlを使ってデータベースを作成する場合、会話型でSQLの定義文を1行ずつ 入力することも、それらをファイルに記述しておき、1度に実行させることも できます。しかし、データが格納される前の段階で、データベース構造の変更 などを行う場合は、定義文をファイルに記述しておき、その定義文を修正して データベースを再作成する方が容易です。

データベース(管理情報のみを持つ最小限のデータベース)を作成するためには、 CREATE DATABASE文を使います。新しくデータベースを作成する場合には、 最初に実行しなければなりません。
CREATE DATABASE "データベース名" ;
「データベース名」には、ディレクトリパスを含んだファイル名を指定する こともできます。


【isqlを会話型で起動する場合】

isqlを会話型で起動し、カレントディレクトリに「sample.gdb」という名前の データベースを作成する場合は、以下のように入力します。
% isql
Use CONNECT or CREATE DATABASE to specify a database
SQL> CREATE DATABASE "sample.gdb" ;
SQL> 
isqlでは、CREATE DATABASE文を実行すると、作成されたデータベースに接続 された状態になるので、引き続きテーブルなどの作成を行うことができます。


【isqlを非会話型で実行させる場合】

前記の定義文をファイルに記述しておいて、isqlにより非会話型で実行させる 場合は、以下のような手順となります。
  1. 定義文を記述したファイルを作成します。(以下は「sample.isql」という 名前のファイルを作成した場合の例です。)
    〈sample.isql の内容〉
    CREATE DATABASE "sample.gdb" ;
  2. isql を -i オプションを付けて起動します。
    % isql -i sample.isql
    Use CONNECT or CREATE DATABASE to specify a database
    % 


不要になったデータベースファイルは、UNIXのrmコマンドで削除して 構いません。従って、データベースやその中のテーブルの定義文を、ファイルに 記述しておけば、簡単に何度でもデータベースの作り直しを行うことができます。


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