11.3 スタンダード・モジュールhttplib

  

このモジュールでは、HTTPプロトコルのクライアント側を実装するクラスが定義されます。 通常は直接使われることはなく、HTTPを使うURLを取り扱うために urllib  が使用します。

このモジュールでは一つのクラスHTTPが定義されます:

HTTP ([host[, port]])
HTTPインスタンスは、HTTPサーバとのやりとりを記述します。 これは、ホスト名とポート番号によりインスタンスが発生します。 ポート番号が指定されない場合、host:portの形式であれば ここから、そうでない場合はデフォルトのHTTPポート(80)が使用されます。 ホスト名が指定されないとき接続は行われず、connect() メソッドを使って サーバに接続しなければなりません。 例えば、次のコードは同じサーバ・ポートへ接続するインスタンスを作成します:

>>> h1 = httplib.HTTP('www.cwi.nl')
>>> h2 = httplib.HTTP('www.cwi.nl:80')
>>> h3 = httplib.HTTP('www.cwi.nl', 80)

いったんHTTP でHTTPサーバに接続したら、次のように使います:

1.
確実に一回だけ、putrequest() メソッドを実行する。

2.
0回以上、tt>putheader() メソッドを実行する。

3.
endheaders() を実行する(これは次のステップを行わない場合は省略できます)。

4.
任意のsend() メソッドを実行する。

5.
getreply()を実行する。

6.
ファイルオブジェクトを読み出すときは、getfile()メソッドを使う。


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