11.3.1 HTTP オブジェクト

HTTPインスタンスは次のメソッドを実装しています:

set_debuglevel (level)

デバッグレベルを設定します。(大量のメッセージが表示されます) デフォルトではレベルは０で、メッセージは何も表示されません。

connect (host[, port])

指定されたhost と portでサーバに接続します。 デフォルトのポートはイントロダクションを見てください。 インスタンスがホストに接続しないで生成された場合には、直接使用する必要があります。

send (data)

サーバにデータを送ります。 これは、endheaders() メソッドの後、かつ getreply() の前に使用する必要があります。

putrequest (request, selector)

これはサーバへの接続後、最初に使わなければなりません。 これは、request 文字列、selector 文字列、HTTPバージョンを サーバに送ります。

putheader (header, argument[, ...])

RFC 822 スタイルのヘッダをサーバに送ります。 これはヘッダ、コロン、スペースと最初の引数からなる文字列です。 それ以上の引数が与えられた場合、タブで区切ってそれも送ります。

endheaders ()

ヘッダの終わりを表す空行を送ります。

getreply ()

ソケットを閉じてリクエストを完了させます。 そして、サーバからの返信を読み、 (replycode, message, headers) を返します。 ここで、replycodeは整数の応答コード、 headers はサーバから送られたヘッダを含むmimetools.Messageクラスの インスタンスです。 これについては、mimetools モジュールを 参照してください。

getfile ()

サーバから、read(), readline() または readlines() メソッドによって読み出されたデータの ファイルオブジェクトを返します。