5.1 組み込みモジュール math
本モジュールは、よく利用されます。
このモジュールは、Cで標準的に定義されている数学関数へのアクセスを提供します。
- acos (x)
-
xの逆余弦の主値をラジアン値で計算する。
- asin (x)
-
xの逆正弦の主値を計算する。
- atan (x)
-
xの逆正接の主値をラジアン値で計算する。
- atan2 (x, y)
-
atan(x / y)を計算する。
- ceil (x)
-
xより小さくない最も小さい整数を計算する。
- cos (x)
-
xの余弦を計算する。
- cosh (x)
-
xの双曲線余弦を計算する。
- exp (x)
-
e**xを計算する。
- fabs (x)
-
正負の値xの絶対値を計算する。
- floor (x)
-
xより大きくない最も大きい整数を計算する。
- fmod (x, y)
-
x / yの剰余を計算する。
- frexp (x)
-
xに対する仮数と指数を返す。仮数は正。例えば、math.frexp(100)は(0.78125, 7)
を返し、0.78125*pow(2,7)は100になります。
- hypot (x, y)
-
ユークリッド距離
、 sqrt(x*x + y*y)を計算する。
- ldexp (x, i)
-
x * (2**i)を計算する。
- log (x)
-
xの自然対数を計算する。
- log10 (x)
-
xのbase-10対数を計算する。
- modf (x)
-
xを整数部と小数部に分割する。両結果はxの符号を保つ。
整数部は実数として返される。
- pow (x, y)
-
x**yを計算する。
- sin (x)
-
xの正弦を計算する。
- sinh (x)
-
xの双曲線正弦を計算する。
- sqrt (x)
-
xの非負の平方根を計算する。
- tan (x)
-
xの正接を計算する。
- tanh (x)
-
xの双曲線正接を計算する。
frexp()とmodf()は、Cの同じものと異なった呼び出し/復帰パターンがあることに注意しなさい。
それらは、ひとつの引数と1組の戻り値を持ち、`output parameter'を通して2番目の戻り値を返す。
(そのようなものはPythonにはない)。
また,モジュールは2つの数学定数を定める。
- pi
-
数学定数pi
- e
-
数学定数e.
See Also:
Module cmath (Complex number versions of many of these functions.)
guido@python.org