3.2 標準モジュール `types`

このモジュールは、標準的なパイソンインタプリタが扱う全てのオブジェクトのタイプの名前を定義しています。ただし、様々な拡張モジュールにて定義されるタイプは除きます。 "from types import *" と宣言することは安全です。というのは、以下でリストアップしているもの以外の名前はエクスポートしないからです。 New names exported by future versions of this module will all end in "Type".

典型的な利用法は、以下の例にように、引数のタイプによって異なった動作をする関数を作成することです。

from types import *
def delete(list, item):
    if type(item) is IntType:
       del list[item]
    else:
       list.remove(item)

モジュールは以下の名前を定義しています。:

NoneType: Noneタイプです。

TypeType: タイプオブジェクトのタイプです（type()によって返されるもの）. ).

IntType: 整数タイプです (e.g. 1).

LongType: long整数タイプです (e.g. 1L).

FloatType: 小数タイプです (e.g. 1.0).

StringType: 文字列タイプです (e.g. 'Spam').

TupleType: タプルタイプです(e.g. (1, 2, 3, 'Spam')).

ListType: リストタイプです (e.g. [0, 1, 2, 3]).

DictType: ディクショナリタイプです (e.g. {'Bacon': 1, 'Ham': 0}).

DictionaryType: DictTypeと同じです。

FunctionType: ユーザー定義の関数や lambdasのタイプです.

LambdaType: FunctionTypeと同じです。

CodeType: compile()によって返されるようなコードオブジェクトタイプです。 .

ClassType: ユーザー定義クラスタイプです。

InstanceType: ユーザ定義クラスのインスタンスタイプです。

MethodType: ユーザ定義クラスのインスタンスのメソッドタイプです。

UnboundMethodType: MethodTypeと同じです。

BuiltinFunctionType: len()やsys.exit()のような組み込み関数のタイプです。

BuiltinMethodType: BuiltinFunctionと同じです。

ModuleType: モジュールタイプです。

FileType: sys.stdoutのようなオープンされたファイルオブジェクトタイプです。

XRangeType: xrange()によって返される rangeオブジェクトタイプです。 .

TracebackType: sys.exc_tracebackで見つけられるようなトレースバックオブジェクトタイプです。

FrameType: tbがトレースバックオブジェクトとしたとき、 tb.tb_frameで見つけられるようなフレームオブジェクトタイプです。

guido@python.org

3.2 標準モジュール types

3.2 標準モジュール `types`