5.3 標準モジュール whrandom

 

本モジュールは、whrandomと呼ばれWichmann-Hillの擬似乱数生成のクラスを提供する。 whrandomのクラスのインスタンスには、以下のメソッドがある。

choice (seq)
非空の系列seqから無作為の要素を選んで返す。

randint (a, b)
a<=N<=bの無作為整数Nを返す。

random ()
[0.0 ... 1.0)範囲の無作為の浮動小数点を返す。

seed (x, y, z)
整数x,y及びzから乱数発生を初期化する。 モジュールが最初にインポートされるとき、現在の時間から得られる値を使用して乱数を初期化される。

uniform (a, b)
a<=N<bの無作為の実数をNに返す。

インポートされると、whrandomモジュールは、whrandomクラスのインスタンスを 創り出し、モジュールレベルで利用可能なインスタンスのメソッドも作る。 したがってN = whrandom.random() を書くことができる。

generator = whrandom.whrandom()
N = generator.random()

See Also:

Module random   (generators for various random distributions)

Wichmann, B. A. & Hill, I. D., ``Algorithm AS 183: An efficient and portable pseudo-random number generator'', Applied Statistics 31 (1982) 188-190

guido@python.org