目次 | 前項目 次項目 |
gbakは、データベースのバックアップ/リストアを行うためのユーティリティ です。バックアップを行うかリストアを行うかは、コマンドラインオプションで 指定することができます。バックアップを行う場合は、データベースから必要 最小限のデータを抽出し、バックアップファイルを作成します。リストアは、 そのバックアップファイルからデータベースを復元します。
gbakにより作成したバックアップファイルは、異なるOS上のInterBaseで共通に 使用することができます。従って、例えばLinux上で作成したデータベースを gbakによりバックアップし、作成されたバックアップファイルをSolarisや Windows NT上に転送した後、gbakを使ってリストアすれば、同じデータベースを SolarisやWindows NT上で使うことができます。
gbak [-b] [オプション] データベース名 {バックアップファイル名|デバイス名}〈リストアを行う場合〉
gbak {-c|-r} [オプション] {バックアップファイル名|デバイス名} データベース名
オプション 説明 -b[ackup_database] データベースを、ファイルまたはテープデバイスなどにバックアップ します。ただし、-b、-c、-rのいずれも指定せず起動した場合にも、 -bを指定した場合と同じ動作になります。 -fa[ctor] n テープデバイスにバックアップする時のブロック化係数をnにします。 -m[eta_data] メタデータのみをバックアップします。 -v[erify] バックアップ中の処理の内容を標準エラーに出力します。
オプション 説明 -c[reate_database] ファイルまたはテープデバイスなどから、データベースをリストアし、 新しいデータベースファイルを作成します。 -p[age_size] n リストアするデータベースのページサイズをnにします。ただし、 ページサイズは、1024 、2048、4196、8192のいずれかを指定します。 デフォルトは1024です。 -r[eplace_database] ファイルまたはテープデバイスなどから、データベースをリストア します。ただし、リストアしようとするデータベースと同じ名前の データベースが既に有る場合は置き換え、無い場合は作成します。 -v[erify] リストア中の処理の内容を標準エラーに出力します。
以下の例では、データベース「sample.gdb」をバックアップし、バックアップ ファイル「sample.gbk」を作成します。% gbak sample.gdb sample.gbk
また、以下の例では、バックアップファイル「sample.gbk」から、データベース 「new.gdb」を作成します。% gbak -c sample.gbk new.gdb
目次 | 前項目 次項目 |
InterBase for Linux & FreeBSD | Copyright(c) 1998 RIOS Corporation |