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1.3 gpre

InterBaseでは、C言語などでアプリケーションを作成する場合のために、gpre と呼ばれるプリコンパイラが提供されています。gpreを使用する場合は、C言語 などのプログラム中に、EXEC SQL というキーワードに続けて SQL 文を直接 記述することができます。

gpreを起動すると、プログラム中のデータベースに関する記述(SQL)が InterBase の API 関数に置き換えられ、C言語の文法に従ったプログラムに 変換されます。変換されたプログラムは、コンパイルして InterBase の ライブラリをリンクすることにより実行可能になります。
プログラムの変数の値をSQL文で参照することや、逆にSQL文により取り出した 値を変数に格納することなども、簡単に行うことができます。ほとんどの場合は、 SQL 文中にコロン(:)に続けて変数名を記述しておくことで、変数の値が 参照されたり変数に値が代入されたりします。

【構文】

gpre [オプション] 入力ファイル名 [出力ファイル名]

【代表的なオプション】

オプション 説明
-e[ither_case] 処理の対象とするSQL文の大文字、小文字の区別をしません。
-m[anual] データベースへの接続、またトランザクションの開始を行うための 関数呼び出しの記述を付加しません。
-n[o_lines] 出力ファイル中に、入力ファイルとの行番号の対応を表す「#line」を 書き込みません。
-z gpreとInterBaseエンジンのバージョン情報を標準出力に出力します。

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InterBase for Linux & FreeBSD Copyright(c) 1998 RIOS Corporation